「全国の日本語学校のほとんどが倒産しかねない」

4月6日の文教科学委員会で、自民党下村博文衆議院議員が、放射能風評被害により日本語学校の留学生が激減し、在学生の37%から学校によっては85%が帰国してしまい、どれくらい戻ってくるかは分からないと述べました。また、このままであると全国の日本語学校のほとんどが倒産しかねないような状況だと深刻な状況を訴えました。

これに対し、鈴木寛文科副大臣は、文部科学省のホームページにさまざまな原発のデータ、あるいはそれの解釈、読み方などは英語、中国語、韓国語での記載をしていること、慶應SFC、JASSO、各大学が情報提供を行っていること、阪大や東外大では17か国語で情報提供を行っている、といったネットでの情報提供を紹介しました。

また、鈴木副大臣は、国としてしっかりとしたメッセージを伝えていくことが重要として、外務省に対して、在京の外交団に対して、原発や職員安全に対する情報を含む情報を提供し、諸外国の正確な理解、情報提供をお願いし、しているところだと述べました。

さらに、引き続き関係省庁と連携して、しっかり留学生が安心して日本に再び戻ってきて、あるいは、日本にとどまって勉学できるように努めることを表明しました。


  動画 http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php (02:31〜)


政府としては、当面は原発事故の収拾に最大限の力を傾注しなければならないでしょうが、一段落したときに、対外的広報をどう進めるかについては、今から知恵を出し合って準備をしていく必要が大いにあるに違いありません。そのための強力なプロジェクトチームを早く作るべきでしょう。また、省庁縦割り、てんでんバラバラは勘弁してほしいです。

今日は、東京では、あいにくの曇天で雨も降りそうですが、寒くはありません。友人たちとの昼食に神楽坂まで行くので、途中、まだ桜は眺められそうです。