よいお年をお迎えください。

ちっともブログを更新できないまま、クリスマス・イブになってしまいました。お陰さまで、仕事面では次第に充実してきていて、ホーチミン市の他、ハノイでの事業展開にも可能性が出てきています。Facebookページは、「IEEF-一般財団法人-国際教育交流フォー…

「グローバル化」が流行りですが…

この数年、教育分野でも何かというと「グローバル化」が取り上げられます。私たちもまるで、何か、「グローバル化」に乗り遅れたらたいへんな事態になるとも思われる新時代の枕詞(まくらことば)であるかのように「グローバル化」という言葉を使っています…

大学は、もっと独自の視点での交流プログラムを

現場から聞こえる悲鳴最近、あちこちの大学関係者から聞こえてくることで気になっていることがあります。G30に始まり、グローバル人材育成支援事業、大学の世界展開力強化事業などの文科省による一連の大学の国際化・グローバル化支援事業は大学にとって大き…

「秋入学」騒動

秋入学東京大学が秋入学を検討していると言いだしたとたんに、あちこちの大学で追随する動きがあり、また、産業界でも、それを歓迎するとの意見表明があったことは皆さんもご承知のとおりです。そして、今週、東大は秋入学導入を見送り、4学期制への移行を検…

ご無沙汰しました。ブログ再開宣言です。

1年もブログを中断していて、申し訳ありませんでした。更新できない間も、アクセス数は増え続けていて、書かないと申し訳ないなぁ、と心苦しく思ってきたのですが、今後、少しずつ、書いていこうと思います。この1年ほどは、JAFSAのメーリング・リスト[hiroba…

現在、ブログを一時お休み中です。

すみませ〜ん m(__)m一人で仕事していると、時間的にきつくなるときがあるのです(^^;Facebookには書いていますので、ご覧ください。https://www.facebook.com/?ref=logo#!/keishu48

「グランド・デサイン」の描き手がいない?

国際教育交流に関心がある人たちが出会うと、どうも似たり寄ったりの嘆き節が聞かれます。「日本の今の閉塞状況は、どうも“グランド・デザイン”を描く人がいないからなんだと思う。」「このままでは、日本はまずい。世界から忘れ去られ、次第に消えていくの…

コンケーンから来た小百合ちゃん一家

3日前にタイから電話があり、昨日、タイのイサーン(東北地方)随一の街、コンケーン*1近郊から、一時戻ってきた小百合ちゃん(仮名)一家に会いに成田空港まで行きました。「小百合」は、日本名で、20年ほど前に日本に研修に来て、日本人のご主人と知り合い…

留学生の高校への受け入れ

先日、とある私立高校の方を知人からご紹介いただいたのですが、その高校では従来、中国と韓国から留学生を受け入れて来ているそうです。そして、今後、ベトナムからも高校生を受け入れたいとのご希望をお持ちとのことです。交換留学とは違い、日本に受け入…

『「安南王国」の夢 ベトナム独立を支援した日本人』

先月、盛岡にほぼ1か月滞在していたときに、あちらの書店で買い求めた本なのですが、480ページという大著で、かさばって重いのです。ラップトップを常に持ち歩いている身としては、この本も一緒に持って電車で読むのもたいへんなもので、しばらく放置してあ…

秋入学にすれば大学が国際化するという勘違い

あえて苦言を呈したいと思います。東大が秋入学を検討し始めた途端に、あちこちの大学が同じようなことを言い始めました。秋入学にすれば大学は国際化するのでしょうか。時期だけずらせても何の意味もないことは誰にでも分かると思うのですが。日本人学生が…

明日の日本、明日の世界をつくるために国際教育交流は不可欠だ。

100年先を見るなら人をつくらなければならないことは、多くの人が認めることですが、果たして、現実はそうなっているでしょうか。教育は大切、と誰もが言います。それは、例えばわが子がより良い人生を送れるように、という発想に基づくことが多く、決してそ…

日本への留学が減っている原因は、じつは、これだ!

日本留学が減っている要因にはいくつも考えられます。しかし、その最大の原因は何なのでしょうか。原因を絞って特定するのはきわめて困難であることは百も承知の上で、あえて挙げれば、次の3つでしょう。 1.一貫した国際教育交流政策がない。あるとしても…

では、日本留学エージェントの質の向上をどう図るのか?

昨日、J-CROSS*1の認証式について書きましたが、今日、留学エージェントは許認可制でも登録制でもないので、実態はよく分からず、日本全国で、その数は300とも400とも言われます。今回、中央官庁の支援のもとに業界2団体と消費者団体が自律的に質の向上を図…

海外留学エージェントの第1回の認証

今日、一般社団法人 留学サービス機構(J-CROSS)*1による日本の留学事業者の初めての認証結果の発表を行い、東京 神楽坂の事務所で認証式を行い、NHKテレビの取材*2も受けました。審査のポイントは、 ・授業内容や滞在先の内容、費用など重要事項の説明、記載…

メコン流域への支援策に人材育成がどれだけ含まれているのか?

ご承知のとおり、先週土曜日の21日、「日メコン首脳会議」が迎賓館で開催され、野田首相と、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの各首脳の出席のもと、メコン流域の5か国も構成員であるASEANが2015年に共同体を発足させることを前提に、国境を…

ベトナムからの看護師・介護福祉士候補者の受け入れ

日本政府は4月17日、EPA(経済連携協定)に基づき、従来、フィリピンとインドネシアから受け入れてきた看護師と介護福祉士の候補者をベトナムからも受け入れることを決定しました。*1インドネシアとフィリピンからの看護師候補者の国家試験の合格率が、言葉…

日本留学情報の発信が、まだ足りない!

今日、友人を介して中国で日本留学ガイドを出版する準備をしている方々とお会いしました。中国からはたいへん多くの留学生が来ているのはもちろんですが、中国政府公認の留学エージェントも1,000を超えるとのお話でした。ただ、やはり公平で正しい情報が必ず…

ASEANの元日本留学生たちとの絆が切れようとしている?

ASEAN各国には、1977年にスタートした元日本留学生会ASCOJA(ASEAN元日本留学生評議会)が組織されていて、元日本留学生同士の交流や日本の各界との交流を行ってきました。これは、1974年に開始された外務省の「東南アジア元日本留学者の集い」が発端となった…

「日本は文化国家ではないので……」

「日本は文化国家ではないので……」と私もときどき言います。留学生政策を念頭に言うことが多いのですが、本気でそう思っているというよりは、遅々として政策が進まない苛立ちで、つい、自嘲的にそう言ってしまうことがあるのです。私がこの仕事の世界に飛び…

今こそ、「ワンストップ・サービス」が必要

30年ほど前から、海外に行くと「日本の大学から来る人が、来るたびに違う人で、そのたびに同じことを尋ねられ、私たちも何度も同じことを答えてきましたが、状況はちっとも改善されません。」と言われることが多かったのですが、今でもその傾向はあるのでし…

留学エージェントの役割は重要なのに-2

昨日のブログを読んで、「なぜ、留学にエージェントなんて必要なんだ?」と思われた方もいらっしゃるかと思うので、この点につき、少し整理して考えてみたいと思います。旅行会社のようなもの例えば、海外旅行に慣れている人でしたら、飛行機からホテル、列…

留学エージェントの役割は重要なのに

日本語学校関係者は、すでにご存知かと思いますが、この4月入学を目指して、ベトナムの日本留学エージェントから書類が出た日本語学校への留学希望者のうち、ある特定の留学エージェントを通して大使館または総領事館から入管に留学申請をしていた50人以上の…

日本語学校にももっと奨学金を!

たいへんご無沙汰しました。お約束どおり、温かくなってきたので、ブログをボチボチ再開します。この間の意見や情報は、facebookをご覧ください。昨日、友人から尋ねられたのですが、日本語学校で学ぶ留学生に奨学金があまりないのはなぜかというのです。知…

相変わらずブログを書けていませんが、

Facebookでは、つぶやいていますので、ご笑覧ください。https://www.facebook.com/#!/keishu48温かくなるころには、再開したいと思います。

大学での授業の難しさ

2年前から放送大学で授業を担当しています。と言っても、講義はテレビで見られるわけではなく、放送大学で言うところの「面接授業」という、いわばスクーリングの8コマの集中講義です。今年の分は、もう終わりましたが、3年目だったわけです。しかし、同じ講…

中国人留学生は若年化しているのか?

12月15日の中国の人民網が、華字紙「日本新華僑報」の記事として伝えた「若年化する中国人留学生 心理ケアが急務」を読み、いささか首をかしげてしまいました。*1もちろん、戦後、中国から日本に留学生が来るようになった1978年の日中平和友好条約締結後しば…

「日本の若者は内向き」とは誰が言ったのか?

先日、この10日でしたか、フェイスブックに「内向き志向」観の定着過程を下のようにメモしたばかりだったのですが、14日の日経新聞にも同様の記事が載りました。*1 2010年3月、ハーバード大学のドルー・ファウスト学長が来日し、「ハーバードの日本人留学生が…

「留学生誘致に走るのもいいが、ちゃんと勉強できるような環境づくりが急務」

丸1か月、ブログを休んでしまいました。ぼちぼち復活します。仕事が多忙であったのと、そのために落ち着かなかったからですが、そう余裕ができたわけでもありません。この1か月の間にもこのブログに多数のアクセスがあり、本当にありがたく感じています。…

多忙につき、しばらくブログは休みますが、

フェイスブックには、いろいろ書いていますので、「堀江学」で探してください。原則としてすべて公開で書いています。