日本語学校にももっと奨学金を!

たいへんご無沙汰しました。

お約束どおり、温かくなってきたので、ブログをボチボチ再開します。この間の意見や情報は、facebookをご覧ください。

昨日、友人から尋ねられたのですが、日本語学校で学ぶ留学生に奨学金があまりないのはなぜかというのです。

知る限り、比較的一般的なのは、要項によれば、わずかにJASSOの学習奨励費が、準備教育課程を設置する日本語教育機関*1に申請の機会を提供しています。奨学金の支給人数は発表されていないようですが、たぶん、人数的には、それほど多くはないでしょう。*2

(注記:戸田自由人さんのコメントにあるように、準備教育機関でない学校にも学習奨励費は出ているとのことです。失礼しました。訂正いたします。)

もちろん、世界的に見ても語学学校の留学生に奨学金を出している例は、あまりないとは思います。

しかし、考えてみると、日本の場合、国策として30万人の留学生を受け入れると内外に表明していますし、大学が受け入れる留学生の約6割は、国内の日本語学校経由で受け入れているわけですから、ここにもさらに奨学金を用意しても、方向性としては、決して間違ってはいないと考えるのですが。

準備教育機関であるかないかに関わらず、例えば、(財)日本語教育振興協会傘下の日本語学校で、大学・大学院進学コースを持つところの留学生に、より多くの奨学金を支給する方法を考えてはどうなのでしょうか。

それにより、日本留学のインセンティブは格段に高まり、より多くの優秀な留学生が日本を目指すようになるに違いないと信じます。