留学生、戻る

今日の文科省のプレス発表によると、大学・専修学校に在籍中の外国人留学生のうち、通学圏内にいることが確認できる留学生数について5月20日現在で抽出調査したところ、1か月前よりはかなり戻ってきていることがはっきりしました。

大学では、前回の4月20日現在の調査結果では、東北地区で授業開始を5月に遅らせている大学も多かったため、全体で86.6%、東北地区では35.1%が通学圏内にいることが確認できたに過ぎませんでしたが、今回の調査結果では、全体で96.0%、東北地区でも86.5%の留学生が通学圏内にいることが確認できました。

専修学校では、今回の結果では、全体で98.3%、東北地区でも87.4%の学生が通学圏内にいることが確認できる状況となっています。

なお、今回の調査では、より精度の高いデータを取得するために、大学の対象校を前回の70校から135校に増やしています。

大学や学校が、さまざまな支援策を打ち出したり、正しい情報を提供することにつとめたりした成果だと言えるでしょう。

今後も引き続き正しい情報を発信し続けて、震災による留学生減に歯止めをかけたいものです。

(ここから、6月4日に加筆しました。)

文科省の報道発表がホームぺージにアップされないので、下に報道記事のショートカットをご案内します。

東北の大学に外国人留学生戻る 授業再開で再来日 (2011/6/4 9:31 日本経済新聞) http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E2E1E2E6E58DE2E6E2E4E0E2E3E39180E2E2E2E2;at=ALL