海外からの留学中止相次ぐ  京都

案の定というか、とりあえず京都府だけですが、留学中止の具体的なデータが出てきました。

今日の午後、NHKが伝えたところでは、震災と原発事故の影響で、京都府内の大学では海外からの留学生が4月からの留学の中止や入学辞退などのケースが相次いでいることがはっきりしました。

京都府内の32の大学によると、震災後、府内の大学への留学を中止あるいは入学を辞退する海外の学生は、少なくとも16大学で154人とのことです。

国別で最も多いのは米国の学生41人、次いで、中国23人、韓国19人、フランス13人など。

同志社大学では、米国、台湾など40人の学生が今月からの留学を中止したり、入学を辞退して帰国したりしたということです。京都大学でも、確認できただけで8人が留学を中止した由。大学は「留学を辞退したり休学や退学をしたりした学生が相当数いて、正確な数を把握できていない」とのことです。

各大学では、学生本人や留学生を派遣してきた海外の大学に、メールなどを通し、安全だということを伝えることにしているそうです。

京都府だけでもこのような調子ですから、日本全体ではどのくらいの減少があったのでしょうか。また、大学だけでなく、日本語学校、専門学校などでも大きな人数減があるのではないかと思います。

やはり、一大学だけの問題ではないので、かなり大がかりに「オール・ジャパン」として安全を広報したいとは思いますが、まずは、原発事故が落ち着かないことには……。


  京都 海外からの留学中止相次ぐ(2011年4月14日 15時50分)
  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110414/k10015312051000.html