日米の違いは何か?

米IIEのデータによると、ベトナムから米国への留学生は、約1万3千人。出身国別では第9位にあります。コミュニティー・カレッジに限れば、ベトナム人留学生は第2位につけています。

ここベトナムでは、その理由として、子供を留学させることが出来る金持ち層が増えてきたこと、世界の大学ランキングでトップ200のうち、米国の大学が1/3近くを占めいていることを挙げる人が多いようです。

従来、米国の他、旧宗主国のフランス、英語圏で近い豪州、ついて、ドイツ、日本、英国、韓国…などへの留学が多いのですが、近年の経済関係の変化と同時に、今後は、中国、韓国への留学が伸びるのではないかとも考えられます。

その前兆が、日本語離れ、中国語・韓国語へのシフトとして表れています。

そして、日本へのベトナムからの留学生は、伸びているとはいえ、昨年5月1日現在で、大学など高等教育機関に3,597人、日本語学校には721人という状況です。

世界から留学生が集中する米国と比較してもあまり意味がないと言われそうですが、ベトナムを始めアジアには、富裕層は確実に育っています。それを、どうやって日本に向かせるかの方策については、まだまだ工夫の余地があると考えます。