ベトナムでは震災・原発事故への過剰反応は目立たない。

日本にいた外国人たちがこぞって自国に帰ってしまったり、海外のメディアの興味本位とも思える大げさな報道が気になってきたのですが、意外と言うか、ベトナムでは、少なくとも今のところ、あまり過剰な反応は見られないようです。

もちろん、ここは共産主義国であり、メディアも政府がコントロールしていますから、政府の方針として、あまり騒がない、ということなのでしょう。一般的には、心配している人も少なくはないということですが、新聞やテレビでの不安を煽るような過剰な報道は、17日にこちらに着いて以来、私は目にしていません。

今日も、昼間、民間の留学機関の責任者Hさんと私学協会の副会長T博士にお会いしましたが、日越間の学生や研究者の交流振興のことを熱心に話すばかりでした。

私から、震災と原発事故の話題に水を向けてみましたが、あまり気にしてはいないで、時間とともに落ち着くことでしょう、と冷静な反応が返ってきました。

ただ、それとは別に、日本に留学生を呼ぶばかりでなく、日本からもベトナムに留学生が来てほしいですね、と言われました。

日本から学生が訪越し、日本留学するベトナム人学生たちと親しくなるためにキャンプで合宿し、その後、日本に行けば、留学先に友だちが待っていることになりますね、という話でも盛り上がりました。