東北の留学生65%が戻らず 全国では13%−文科省調査

5月2日夜遅く流れた共同通信のニュースによると、震災後、4月20日時点で、東北地方の大学の外国人留学生のうち64.9%が帰国したままになるなどして、通学圏内にいないことが文科省の調査で分かったということです。http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011050201000974.html

東北地方では、新学期の開始を連休後に遅らせた大学も多いことも影響しているようです。

全国的には、通学圏に戻っていない留学生はの割合は13.4%で、震災直後は余震や原発事故の影響で被災地以外でも母国に帰る学生が相次いだものの、多くの地域では90%以上の留学生が日本に戻ったということです。

全国の国公私立大70校を文科省が抽出調査したところ、東北地方の9校中6校、関東地方の10校中1校が調査時点で授業を再開していなかったとのこと。

同調査によると、70校の留学生計2万376人中、大学所在地にいると確認できないのは2,733人。東北以外では、関東12.8%、四国8.3%、中部5.9、近畿4.0%、中国3.5%、北海道2.3%、九州0.5%。

文科省は次回、5月20日時点で調査する予定。

政府の安全宣言が出るのは、原発事故が収束しないと無理でしょうけれど、日本の大学などは、「風評被害」を最小限に食い止めるためにも、現状を客観的に海外に伝える努力を続けなければならないと考えます。