専門学校卒の留学生にも就労許可 今月下旬にも施行へ

去る5月3日にこのブログでご紹介したように、専門学校卒業生にも在留資格を与え、就労出来るように学歴要件を緩和する方針を固めたことが5月30日に報じられました。*1近く省令を改正し、今月6月下旬にも施行する手はずです。

従来は、外国人が技術、教育、国際業務などの分野の仕事に就くには、原則として大卒以上の学歴が必要とされていて、専門学校の卒業者には就労の資格がなく、ただ、卒業後、帰国せず、そのまま日本に残って就職するときに限って、在留を認められています。しかし、卒業後、帰国してしまうと、就労目的での再入国は許可していなかったのです。

現在、約2万8000人いる専門学校の留学生が、少しでも日本に残って就職する道を開いたわけで、専門学校への留学生の呼び水になると期待する向きもあるようです。

専門学校卒も就労許可=外国人の学歴要件緩和−法務省。(2011/05/30-19:09 時事通信http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011053000682

*1:専門学校卒業生に在留資格を与える法務省告示改正案(パブリック・コメント)http://d.hatena.ne.jp/keishu48/20110503/1304393932