やはり、おかしい、日本の文化戦略

今日、ハノイに来ました。

このブログに何度も書いているので、書くほうもウンザリなのですが、海外に来てホテルの部屋で日本の国際放送を見ると腹が立つくらいです。

英語国向けならともかく、アジアでも英語の放送を1日24時間、同じ番組を4時間毎に6回流しているのです。

ここベトナムで、いったい何人のベトナム人が、こうした放送を観るのでしょうか…。

他のアジア諸国でも、まったく同様かと思います。

度々、引き合いに出す韓国は、その点、素晴らしいと思います。

以前、関係者に尋ねたところ、予算がなくて、多言語への翻訳まで手が回らないとのことでした。しかし、例えば、ここベトナムにも日本語が堪能な翻訳者、通訳者は大勢いるはずです。日本ですべて作ろうという発想から抜けられない限り、この悪循環は続くことでしょう。

あたかも、東電本社と福島原発の現場との意識の乖離のようです。

さて、今日は寝不足なので、そろそろ休みますが、退屈きまわりない日本の国際放送の夢を見てうなされなければいいのですが……。


※ 写真は、街角の麺屋さんのアヒルとタケノコのブン。日本ではフォーが人気がありますが、ベトナムでの米粉の麺はブンが一般的。