日本の総合力を
プロパガンダを掲げるわけではありません。アジるつもりもありません。
海外から見ると、日本の国際教育交流は、良い面をたくさん持ちながらも、どう冷静に考えても、それを有効に活用しているとは思えないのです。
例えば、この土日にベトナムで開催された「日本留学フェア」は、専修学校と日本語学校を主体とするものでした。主催者の最終的発表は聞いていませんので正確には分かりませんが、そこそこの来場者数だったでしょうか。
そして、10月末には、大学を主体とした「日本留学フェア」がJASSOの主催で開催されます。昨年の実績で、来場者数はハノイ・ホーチミン合計1,200人程度だったでしょうか。
主な対象が異なるとはいえ、こうした催しは主催者同士が協調して連携し開催すべきものかと考えます。
何度もここに書いているように日本の広報の力はきわめて弱いのです。こうした催しを連携してやらずにどうするのでしょう。
日本の総合力を示すというより、力を結集しないと他の欧米先進諸国はもとより、中国や韓国にも明らかに負けているのです。
まぁ、勝ち負けというより、そんなてんでんばらばらにやっていても効率は悪いし、本当に必要な人たちへの情報提供も十分出来ないのではないかと危惧するのです。
関係者のご一考を、ぜひ、お願いしたいです。